月下美人

詩や小説を書いています。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |

I'm wolf

I'm wolf 気安く触れさせはしない
I'm wolf 伸ばしたその手に噛みつく
I'm wolf 容易く餌付けされたりしない
I'm wolf 近づけたその顔に喰らいつく

犬のように尻尾を振り甘えたりしない
犬のように従順について行ったりしない
飼い慣らすのはあきらめろ


I'm wolf 喜ばせるための芸などしない
I'm wolf 嫌悪な瞳を踏み潰す
I'm wolf 牙を抜かせはしない
I'm wolf 踏み出したその足を喰いちぎる

犬のように尻尾を振り甘えたりしない
犬のように従順について行ったりしない
飼い慣らすのはあきらめろ


奴らが来る ライフル抱いて
犬になるのを拒むなら オマエはこの世に必要ない

I'm wolf ...
私が生きた爪痕をこの世に深く刻んでやる
未分類詩 | コメント:4 | トラックバック:0 |

わたしのもとへおいで

悲しみ溢れて泣きたいときは
わたしのもとへおいで
いつも笑ってなんていられないから
大丈夫なんて言わないで

泣いて 泣いて 疲れて眠れ
涙の分だけ 悲しみ流れ
泣いた分だけ 愛をあげる

寂しさに耐えかねて人恋しいときは
わたしのもとへおいで
いつも強くなんていられないから
ありがとうなんて言わないで

泣いて 泣いて 疲れて眠れ
涙の分だけ 哀しみ流れ
耐えた分だけ 愛をあげる

最後は必ず褒めてあげて
いちばん頑張ったあなた自身を
そしたら明日はきっと輝く
未分類詩 | コメント:4 | トラックバック:0 |

第7話 「衝突!」

立ち尽くす辰箕を見て、何が起きているのかとソワソワする生徒たち。

戌維「黒澤!?」

辰箕に呼びかける。その声にハッと我にかえる辰箕。皆が自分を見ていることに気がつく。

辰箕「…あ、すみません。何でもありません…」

静かに腰を下ろす。

駒村「じゃ、じゃあ、紹介するね。青山雫(あおやま しずく)さんよ。みんな仲良くしてあげてね」

青山「よろしくお願いします」

お辞儀をし、席に着く。授業が始まっても青山を見つめ続ける辰箕。その様子を心配そうに戌維が見つめている。
辰箕は《千歳は死んだんだ…。何を動揺している…落ち着け。》と自分に言い聞かせていた。
チャイムが鳴り、辰箕は席を立ち教室を出ていく。

戌維「黒澤っ!!」

戌維は辰箕の後を追う。卯月も少し遅れて教室をでる。戌維は足早に歩く辰箕の腕を掴みひきとめる。

戌維「辰箕!!待てっ!どうした!?何があったんだ!」

辰箕は戌維の手を振りほどく。

辰箕「何でもない。少しひとりにさせてくれ!!」

また歩き出す。

戌維「辰箕…」

卯月「待って!私の監視下にあることを忘れないで。独りになんかさせられないわよ」

腕を組み卯月が近づいてくる。

辰箕「くっ…」

卯月「どこかに行くのなら、私もついていくわ」

辰箕「…いや、いい。頭を冷やしたかっただけだ」

戌維「辰箕、本当に大丈夫か?さっき様子がおかしかっただろ」

卯月「そうね、私もそれは気になったわ。何なの?『ちとせ』って誰なの?」

戌維「ちとせ?」

辰箕「!!なぜそれを…」

卯月「声に出てたわよ?私、耳はいい方なの」

辰箕「…そ、それは…」

青山「あ、あの…」

3人の背後から青山が近づいてくる。後ずさりする辰箕。

戌維「やっぱり、彼女が原因か…」

青山「あの、大丈夫ですか?さっき様子が変だったので、気になって…」

卯月「ああ、黒澤くんのことが気になったのね。私もそうだったんだけど、何か平気みたいよ!?」

戌維「卯月、彼女は警戒しなくて大丈夫だ」

卯月「えっ?誰なのこの子…」

青山「あ、自己紹介が遅れました。私は、子族の雫といいます。辰箕様にご協力するようにと、母…いえ、海子様の命を受
けこちらに来ました。よろしくお願いいたします」

辰箕「…ね、子族…」

戌維「俺が協力を頼んだんだ。昨日先に帰っただろ?あの後すぐに魔界へ戻っていたんだよ」

卯月「そうだったの…。でも、子族は辰箕が犯人じゃないって信じたってこと?」

雫「はい、もちろんです」

卯月「…ずいぶんはっきり言い切るのね」

雫「当然です。海子様は、辰箕様に扮した猫族をはっきりと見ているのですから」

卯月「それ、本当なの!?初耳だわ!」

雫「私たち子族は辰箕様に口止めされていたのです。猫族を見たということを誰にも言わないようにと。」

卯月「何のために…。証言者がいる方が無実を証明しやすいはずよ!?」

雫「辰箕様は、私たち子族のことを案じて下さったのです。辰箕様の味方につけば、それが真実であろうと提示出来る証
拠がない以上子族がグルだと疑われるだけだと」

辰箕「…そうだ。その状況は今も変わっていない。それなのになぜこっちに呼んだ…戌維」

戌維「…しかたないだろ、君が無茶な約束をするから…」

辰箕「確かに無茶かもしれない。だが、だからと言って関係のない者まで危険にさらすことないだろ。勝手なことするな」

戌維を睨む。

戌維「くっ!!なぜ君はそうなんだ!!」

辰箕に掴みかかる。

辰箕「…はなせ」

卯月「ちょ、ちょっと、なんなの?戌維らしくもない。落ち着いて…」

戌維の腕をはなさせようと引っ張る。

戌維「なぜ、誰も頼ろうとしない!独りで倒せる奴らだとでも思っているのか!?独り善がりもたいがいにしろ!!」

辰箕を突き飛ばす。少しよろめいた辰箕は再び戌維の方に顔を向ける。

辰箕「…言いたいことはそれだけか?」

戌維「…なんだと?」

辰箕を睨みつける。

雫「お、落ち着いてください。戌維様、辰箕様!」

雫は険悪なムードにオロオロとしている。卯月は、今にも殴り合いそうな辰箕と戌維の頬にビンタする。

卯月「いい加減にしなさい!!何なのよ!?二人とも何を考えてるの?喧嘩してる場合!?戌維、いくら腹がたったからって冷静さを見失わないで。私の大嫌いなバカ族思い出すじゃない。それから、辰箕。あなたは今多くの人を敵にまわしてる状態なのよ!?仲間についてくれている人まで切り捨てて失うつもり!?」

辰箕「……。」

戌維「…ごめん、卯月。」

辰箕を睨む卯月。

辰箕「…悪かった、戌維。戌維が俺のことを考えてしてくれたのはわかっている…ただ、子族は被害を受けたわけじゃない。もし関わって死者が出るようなことになれば、そう考えたら俺はやっぱり賛成できない」

戌維「辰箕…俺も悪かった。でも、子族だってそれは承知の上で来てくれている。君が気に病むことはないんだ。子族だって、いつまたターゲットになるかわからない。だったら、辰箕と協力して早急に猫族を見つけるしかないと考えているんだ」

辰箕「だが、俺と関われば猫族だけじゃない。その他の種族を敵にまわす可能性だって出てくる」

雫「いいのです!辰箕様、ご心配していただき嬉しく思います。しかし、私たちは例え戌維様が要請されなかったとしても、いずれ協力するつもりでした。辰箕様が人間界に旅立たれてから、私たちは辰箕様の力になれることはないか、ずっと探していました。そこで考えたのです、辰箕様が安心して猫族を探せるようにすることだと。それから私たちは、ずっと辰族の者たちに危険が及ばないように見守っていました。もし危険が迫ればいつでも戦えるよう戦闘態勢を整えて。ですから、今回の協力要請のお話をいただいたとき、やっとお傍でお力になれるのだと嬉しく思ったのです」

辰箕「見張り…そんなことをしていたのか。…ありがとう、申し訳ない」

雫に頭を下げる。

雫「そ、そんな、顔を上げてください!私たちが勝手にした事です。辰箕様が気になさることでは…」

辰箕に駆け寄る。辰箕の目から一筋の涙がこぼれる。

雫「あ、あの…」

戸惑い戌維たちの方をみる。

辰箕「…協力はありがたい。だが、君は…帰ってくれ」

うつむいたまま話す。

雫「…え?あの…私、なにかしましたか?」

不安そうな表情を浮かべる。

戌維「辰箕いったい何があるんだ?教えてくれないか?」

卯月「そうよ。何も言わないで、ただ帰ってくれって言われたんじゃ。その子あまりにも可哀想よ?」

辰箕「…そっくりなんだ。千歳に…苦しみに気付いてやれず、助けられなかった仲間に。君を見ていると思い出すんだ」

雫「…そうだったのですか。それで教室で様子がおかしかったのですね」

卯月「なるほどね。でも、転校してきて次の日に転校はさすがにおかしくない?」

戌維「ああ…。それに、彼女は優秀だ、次の海子になる人なんだ。その人を失いたくはないんだが…」

雫「…あの、私…登校拒否になりましょうか?」

卯月「翌日に?それも、たいがいおかしいわよ…」

辰箕「……悪い、無茶を言った。雫と言ったな、協力感謝する、ありがとう」

辰箕は教室へと戻る。

雫「あっ…はい、よろしくお願いします」

立ち去る辰箕にむかって言った。

卯月「…仲間、ね」

戌維「卯月?」

卯月「ただの仲間だと思う?」

戌維「…いや。おそらく、恋人だったのだろうな」

卯月「ええ。だから、あんなに怒ったのよ。彼女を危険にさらしたくなくて…」

戌維「そうだろうな。雫が傷つくことを恐れているんだ。もし、失うことになれば…」

卯月「ええ、再び恋人を失ったときの哀しみをあじわうことになる」

雫「あの…私、どうすれば…。辰箕様はああ言って下さいましたけど、居ても大丈夫なんでしょうか?」

戌維「えっ?あ、ああ、これからよろしく」

卯月「ひとつだけ言っておくわ。絶対死なないで」

雫「え?あっ、はい!!」

雫は二人にお辞儀をし、教室へ帰っていく。

卯月《あれ?どうして私、辰箕の心配しているのかしら…》

十二支 | コメント:0 | トラックバック:0 |

第6話 「禁断の恋物語」

暗く静まり返った校庭に二人。

松山「もしかして、笹原さんやさっきの金髪の人も…妖怪?」

辰箕「…妖怪なんか、いると思ってるのか?」

松山「…さっきまでは、信じてなかった。でも、今はホントにいたんだって驚いてる」

辰箕「まるで昔から妖怪の存在を知っていたかのような口ぶりだな」

松山「知ってたっていうか…。きかされてたの」

辰箕「…きかされる?誰にだ…?」

松山「母によ。私が小さい時に死んじゃったけど、よくお話を聞かせてくれたの。人間の女性と、妖怪の男性の、恋の物語よ。私そのお話が大好きだった」

辰箕《…ただの作り話か》

松山「一人の若い女性がいつものように仕事帰りに夕食を買い、家路を急いでいたの。すると彼女の家の前に、一人の若い男性がぐったりとうつむいて座ってる。彼女は男性に駆け寄り肩に手を添え、声をかけるの。その声に気づき男性はゆっくりと頭を上げる。頭を上げた男性の額には一本の角が生えていた。女性は驚いて肩に添えていた手を離すの、するとその男性は力尽きて倒れてしまう。放っておけなくなった女性は自分の家につれて入り布団に寝かせてあげて…」

辰箕「ちょっと待て、物語を聞くつもりはない」と話をさえぎる。

松山「あっ…ご、ごめんなさい。そうだよね。あ、あのね。黒澤くんが例え妖怪でも私は誰にも言わないから」

辰箕「…恐くないのか?」

松山「…恐くないよ。今の黒澤くんは恐くない。母も言ってた…妖怪は恐いものって言われてるけど、温かくて優しい妖怪もいるって」

辰箕「…かわってるな」

松山「そうなのかなぁ…?人間と同じで、恐い人もいれば、優しい人もいる。そうでしょ!?」

辰箕「…ああ、そうだな」

松山「ところで、黒澤くんは誰か探してるの?さっき私を誰かと間違えていたみたいだったから」

辰箕「…関わらない方がいい」そう言い帰って行く。

松山「あっ…」


翌朝、学校の屋上に集まる5人。昨日の松山とのやりとりを話す辰箕。

戌維「そうか。妖怪だということが、バレてしまったか」

卯月「しっかりしてよね。あの子が誰かに言ったらどうするつもり!?何とか誤魔化せなかったわけ!?」

巳琴「まあ、バレたならしかたない。始末しちゃう?」

卯月「なんでよ!!するわけないでしょ!?やるならあなた一人でして!私は関わりませんから!」

巳琴「もー!冗談よ!するわけないでしょ!?私だってまだ死にたくないわよ」

戌維「それより、その話何か引っかかるな…」

辰箕「…どういうことだ?」

飛寅「俺は当たり前のように、話に交じってる巳琴にびっくりだけどな…」

巳琴「やんっ!気づいちゃった?気配消してたのにやるわね…さっすが!!」

飛寅「どーでもいいけど、なんでそんなテンション高ぇんだよ…つい昨日まで恨みで怒り狂ってたくせに」

巳琴「あー…あれ!?もちろん今でも恨みは変わってないわ。でも、あれから冷静になって考えたのよ。辰箕じゃないかも
知れないんでしょ?だったら、誰なのかハッキリするまで怒りは取っておこうと思ってね。ずっと恨みで沈んでても自分が苦しいだけだもの」

卯月「決意表明はすんだ!?飛寅も納得した?次いっていいかしら…」

巳琴「かっこよく決まったことだし、オッケー!話進めちゃって!!」

卯月「そう。じゃあ戌維、引っかかるって何?別におかしなことなんてないように聞こえたけど?」

巳琴「おかしいって言ったら…あれじゃない!?何で卯月たちが見張るのやめて先に帰ったか!」

卯月「…うるさいっ!あなたは黙って!!」《解毒薬が切れたから作らなきゃってことで頭がいっぱいになったのよ…》

飛寅「あの女が目覚めるまでなんか待ってられっか!それに卯月がいると思ったし」

卯月「も、もういいでしょ!!戌維、話を進めて!」

戌維「あ、ああ。俺がおかしいと思ったのは、その母親の話だよ。ただの作り話なら、優しい妖怪もいるって子供に教えるか?まるで、会ったことがあるかのようだとは思わないか?」

卯月「…確かに、言われてみればそうね」

戌維「これは推測だが、その物語は実際に彼女の母親が体験したことなんじゃないかな?」

飛寅「…まぁ、絶対ありえねぇって話でもねぇが…。母親が過去に誰と恋しようがどーでもいいだろ」

巳琴「う~ん…確かにねぇ。しかも、もう死んでんだし!?」

戌維「…まあ、確かに猫族との関連は薄いだろうけど、少し気になったからな」

卯月「…半妖の問題ね」

辰箕「半妖…!?」

戌維「ああ、その可能性が無くもないだろ?」

飛寅「誰かが、ルールを破ったってのか?」

巳琴「そんな、危険すぎるわ!何が起こるかわからないのよ?いくらなんでもそれは無いんじゃない!?」

辰箕「…いや。半妖だと考えれば、巳琴の妖力に耐えられたことも説明がつく」

卯月「…そうね」

戌維「その物語の続きが知りたいな」

(チャイムが鳴る)

飛寅「チッ!授業が始まるってよ。やっかいな場所だぜ…」

戌維「急いで教室に戻ろう。次の休み時間にでも、俺たちで松山さんに聞いて二人には報告する」

巳琴「わかったわ。じゃ、またね~!」


2‐Cの教室、教壇に立つ駒村。またもウキウキした様子。

駒村「みんなー!なんとまたまた転校生だよ!?」

ソバージュの女生徒「多くねぇ?」

三つ編みの女生徒「人気ねぇ~…この学校。今度こそまともなのにしてよ!?」

駒村「はい。入ってきて~!」

辰箕《まさか、巳琴?まさかな…》扉をじっと見つめる。

扉が開き入ってきたのは、淡いブルーの髪を肩まで伸ばし、頭にはブルーのリボン、耳にはブルーのピアス、青く透きとおった瞳、優しげな顔立ちの女生徒。
(ガタッ!!)椅子から立ち上がる辰箕。その音で皆が振り返る。転校生を見つめ辰箕は固まっている。

駒村「…黒澤くん?どうしたの?」心配そうに尋ねる。

《どうしたんだ?》不思議そうに辰箕を見つめる戌維。

辰箕「…ち、ちとせ…?」

辰箕の手はひどく震えていた。松山は青ざめる辰箕を心配そうに見ている。

松山「黒澤くん…大丈夫?」

青い髪の女生徒は辰箕と目が合うと、ふっ…と優しく微笑んだ。

十二支 | コメント:0 | トラックバック:0 |

朝霧は白く

朝霧は白く景色をぼやけさせる 
全てを呑みこみ 
昨日までを消し去るように 
少し冷たい風が頬をかすめ 
僕はまぶたを閉じる

小鳥のさえずり 
木々のざわめき
朝のにおいが鼻をくすぐり 
世界が動き始める

朝霧は白く景色をぼやけさせる 
全てを覆い隠し 
見えぬ未来を映すように 
少し暖かな陽射しが頬を照らし 
僕はまぶたを開ける

小鳥のさえずり 
木々のざわめき
朝のにおいが鼻をくすぐり 
僕の世界がまわり出す

STRONG PLAY ON THE WEAK | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<前のページ| ホーム |次のページ>>
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。