月下美人

詩や小説を書いています。

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第3話 「最悪のビジョン」 #5

マリア 「…シオン…シオン。」

マリアの呼びかけに反応するかのように眉をひそめるシオン。

マリア 「シオン…」

シオンはゆっくりと目を開ける。

シオン 「ん…ここは…どこだ?」

マリア 「ここはゼウスの研究室。あなたはカケルに捕らえられ、拉致されたのよ。」

シオン 「拉致…だと?お前はだれだ?」

マリア 「私はマリア。ゼウスの研究者をしているわ。」

ベッドに張り付けられているシオンは、拘束を逃れようともがく。

シオン 「クソッ!外れねぇっ!!」

マリア 「シオン、そんな事しても無駄よ。」

シオン 「クソッ…はぁ…はぁ…はぁ…くっそ…闇にのまれんのは、俺かよ…」

暴れても無駄だとわかり大人しくなるシオン。

シオン 「…で、こんなとこに寝かせて何しようってんだよ。」

マリア 「実験よ。あなたの目が欲しいって言ってる人がいるのよ。つまり千里眼をね。」

シオンは恐怖心で背筋が寒くなるのを感じた。しかし、気取られないように平静を装った。

シオン 「目が欲しいだと?バカじゃねぇの?そんなもん無理に決まってんだろ。これは生まれつきのもんなんだよ。欲しいからって手に入るわけじゃねぇ。」

マリア 「そうね。普通ならそう。でも私は研究者。可能性はゼロではない。」

シオン 「………」

今にも恐怖心で震えそうな体を必死に抑え、脱出方法を考えるシオン。しかし、手足を拘束され身動きの取れない状態では脱出など不可能に思えた。シオンは恐怖の中、死を覚悟するのだった。

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第3話 | コメント:1 | トラックバック:0 |
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コメント

「闇に飲まれる」「目が欲しい」



もしや…

いや、止めておきます

ここで言うのは無粋というものw
2013-05-23 Thu 23:15 | URL | blackout [ 編集 ]

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