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月下美人

詩や小説を書いています。

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第2話 「ゼウスを追え!」 #1

緊急呼び出しで会議室に捜査員たちが集まっている。

課長 「皆、揃ったようね。では、緊急会議を始めます。つい先ほど入った情報よ、“ゼウス”がまた動き出したわ。」

ジュリアナ 「ついに尻尾を出したってことね?」

課長 「ええ。まだアジトが分かったわけじゃないけどね。でも、動き始めたのは事実よ。指名手配中のカケル・クラークソンが街で目撃されたわ。」

女 「カケルが?」

そう言ったのは、ジュディ・ベネット。肌はブラック、グリーンの瞳に、少し大きめのフード付きトレーナー、膝上のスカート、薄いブルーのロングブーツを履いている。3班のメンバーだ。

課長 「ジュディはカケルと面識があるのよね。でも油断してはだめよ。“ゼウス”は『不死』の力を手にしようとしている危険な組織。知り合いだからと油断すれば殺されるわ。」

ジュディ 「…はい。」

少しもの悲しげに返事する。その様子を隣で見ていたジュリアナが声をかける。

ジュリアナ 「ジュディ、カケルはいい人なんかじゃないわよ…犯罪者なの。心を許せば付け込まれる。ジュディが優しいのはわかってる。だからこそ気をつけて…私はあなたを失いたくないんだから。」

ジュディ 「…うん、わかった。大丈夫だよ。ありがとう、ジュリアナ。」

そう言うと、心配するジュリアナに微笑みかけた。

課長 「まずは2班、出動準備は出来ているわね?」

ミツキ 「はい。」

課長 「あなたたちには、カケルが目撃されたと言われている、街での聞きこみをお願いするわ。」

シオン 「ああ、わかった。おい、行くぞ!」

ミツキ 「ああ、急ごう。」

ミツキ、シオン、エリーゼ、マリーの4人は急ぎ足で部屋を出て行く。
2班の後ろ姿を眺めている男がつぶやく。

男 「チッ…シオンなんかがリーダーかよ。2班も終りだな…」

そう言った男の名は、レオン・ウィリアムズ。1班のメンバーだ。茶色の髪に、瞳はグレー、黒のサングラスに、耳にはピアス、指にはリングが2つ3つ、大きく開けた首元にはシルバーネックレス。

サヤカ 「あんたが1班にいることで、うちの班も終りだよ。はぁーあ…誰かメンバーチェンジしてくんねーかなぁ…」

レオン 「俺だっててめぇなんかまっぴらだよ!もっと色気のある奴と組みたかったよ。」

サヤカ 「フンッ、残念だったな。いい奴はあんたみたいなクズは相手にしねーよ!あきらめな!!」

レオン 「んだと!?」

ジュリアナ 「ちょっと、そこ!!うっさいわよ!死にたいの!?それじゃなくてもバカなんだから、ちゃんと話聞きなさいよ!!クビにするわよ!?」

ランバーグ課長は、それぞれの班に指示を出している。その傍らで、浮かない表情のジュディが立ち尽くしている。
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