月下美人

詩や小説を書いています。

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第7話 「それぞれの戦い」 #7

「突風!」

凄まじい風でブレンダたちが吹き飛ぶ。

エリーゼ 「ジュリアナたちに触らないで!」

ミツキ 「3班が敵わないなんて…」

マリー 「ジュリアナ!!」

マリーが駆け寄る。エリーゼとミツキも3班のもとへと行き、敵の前に立ちはだかる。

ブレンダ 「次から次へと…なんて協力的なのかしら」

マリー 「どうしよう…ジュリアナ…しっかりして!」

ミツキ 「フローラ!フローラ!!…これは毒?…毒を飲んでる…」

ブレンダ 「そう…私の水には毒を溶かしてあるの」

ミツキ 《まずい…このままじゃ…》

ルーク 「ブレンダ、今度はボクがやるよ」

ブレンダ 「じゃあ、私は休憩でもしておこうかしら」

ショウ 「………」

3班の様子に動揺するミツキ、マリー、エリーゼを見つめるショウ。ショウは剣を構える。

ショウ 「…行け」

エリーゼ 「えっ?」

ショウ 「ここは俺が引き受ける!だから行け!何とかして3人で4人を連れて行くんだ!」

エリーゼ 「で、でも、ショウは!?ひとり置いてなんて行けないわ!」

ショウ 「4人を見殺しにするつもりか!?今ならまだ間に合う、だから行け!こいつらを捕まえるのは無理だ。俺も少しの間足止めしたらすぐに追いつく!急げ!!」

ミツキ 「……エリーゼ行こう。…ショウ必ず追いついて来てくれ」

ショウ 「ああ、約束だ。…いっけぇーー!!かまいたちっ!!」

ショウの魔法にブレンダたちが一瞬怯んだ隙に、ミツキ達は3班を連れて一斉に走り出す。

ブレンダ 「…やってくれたわね」

ショウ 「それはこっちのセリフだよ。よくも3班をやってくれたな…」

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第7話 「それぞれの戦い」 #6

ジュディ 「えっ…水没!?ど、どうしよう…ジュリアナ、炎で蒸発させたら?」

ジュリアナ 「この量を?きっついわよ…」

チャールズ 「だめだ。炎を放てば奴にまた水を出させてしまう。これ以上出させないように戦うんだ」

フローラ 「チャールズは戦えないみたいね。…仕方ない、チャールズは攻撃をかわすことに集中して。私たちが水を出させないように接近戦をするわ」

ジュリアナ、フローラ、ジュディの3人はブレンダたちに向かって走りだす。

ブレンダ 「急に攻撃スタイルを変えてきた…」

ルーク 「やっと気が付いたんじゃない?」

ブレンダ 「そのようね。だったら早いこと片付けるわよ」

ルーク 「了解。氷壁」

ルークは入り口を氷の壁で封鎖する。

チャールズ 《まずいっ!あれじゃ2班が来ても入ることが出来ない…》

ブレンダ 「水泡…」

ブレンダはルークと自分を水のベールで囲み閉じこもる。

ブレンダ 「異変に気が付くなんて結構やるみたいね。でも、もう遅い…逃げられないわよ」

そういうと一気に足元の水かさが増え始める。

ジュディ 「ど、どうしよう…逃げ場がない」

チャールズ 「まずいな…ここを水没させるつもりだ」

ジュリアナ 「ジュディ!入り口の氷を破壊するわよ、手伝って!!」

ジュリアナとジュディは氷の壁を破壊しようと試みる。しかし、頑丈な氷は傷ひとつつかない。そうしているうちに水が天井までを埋め尽くした。

ジュディ 《く、苦しい…》

フローラ 《2班が来たところでこんな状況どうしようもない…。最悪ね…暗部なんてデマだったのかも、まんまと罠にハマったってわけね》

フローラ 「…ごほっ…」

ジュリアナ 《フローラ!!》

フローラは気を失う。次にチャールズ。その次にジュディ。次々意識を失う仲間を助けようとジュリアナは氷の破壊を続けるがついに力尽きる。4人が力尽きたことを確認したブレンダたちは水を抜き倒れる4人に歩み寄る。

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第7話 「それぞれの戦い」 #5

広間からは話し声が聞こえる。4人が灯りの灯る広間を覗こうとした時。

男「コソコソしていないで出てきたら?」

広間の方から声がした。4人は顔を見合わせる。

男「そこにいるのは分かってるよ。出て来ないなら攻撃しちゃうよ?」

ジュリアナ 「仕方ないわ、私が火炎放射を放つからその間にあんたたちは配置について」

フローラ 「分かったわ」

男「出て来ないんだね?じゃあ、遠慮なくいくよ?」

ジュリアナは勢いよく飛び出し相手に向け炎を放つ。

ジュリアナ 「燃え尽きてしまいなさいっ!」

女「効かないわよ!水撃っ!」

ジュリアナの放った炎は敵の水魔法によりかき消された。

女「相性が悪かったみたいね。…あら?チャールズじゃない。せっかく逃げられたのに戻って来るなんてもったいないわね。もう少し長生きできたのに…」

チャールズ 「…お前たちを捕まえれば問題ない」

ジュリアナ 「あんた…ルークね?」

女 「ルーク、知り合いなの?」

ルーク 「ううん、知らない。僕を知ってるの?だれ?」

ジュリアナ 「あんたがシオンをやったんでしょ。逮捕しに来たわ」

ルーク 「フフッ…仇討ちに来たんだ。仲間思いだね。でもね、彼には命を懸けて仇討ちする価値ないと思うな。だって、君たちの事何も思ってなかったもん。死ぬ間際に感謝を述べたのはオリーブにだけだった」

フローラ 「あっそ!そんな事どうでもいいわよ。シオンの様子がおかしかったけどあんた達何したわけ?」

ルーク 「僕は知らないよ?マリアが何かいじってたみたいだけど」

女 「シオンは殺人マシンに進化したのよ?すごいでしょ?チャールズ、あなたもなる予定だったのに逃げ出すんだものびっくりしたわよ。参考までにどうやって逃げたのか教えてもらえる?」

チャールズ 「……《時間稼ぎをすれば2班が来て背後をついてくれる》」

女 「無視…か。まあいいわ、逃げたときはどうしようかと思ったけど、たくさんの兵隊候補連れて戻って来てくれたし」

ルーク 「ブレンダ、じゃあ、やっちゃう?」

ブレンダ 「そうね、マリアが喜ぶわよ」

ジュリアナ 「そう簡単にやられてやらないわよ!」

ジュリアナ 「火炎放射っ!!」

ブレンダ 「それは効かないってさっき分かったはずでしょ!?水撃!」

ブレンダはジュリアナの攻撃をかき消す。そこへチャールズがブレンダの側面から攻撃を仕掛ける。

チャールズ 「水撃っ!!」

ルーク 「ブレンダ!氷壁!!」

ブレンダの隙をついた攻撃だったが、ルークに防がれてしまう。フローラもジュディも続けざまに攻撃を仕掛けるが全てルークに防がれてしまう。3班の攻撃はルークに防がれ、ブレンダの攻撃をかわすだけの防戦になっていた。

フローラ 「まずいわよ。攻撃が効かない。あいつらには遠距離型より接近戦がいいみたいね」

ジュディ 「やっぱり2班だったね。2班が来てくれるまで何とか耐えないと…」

ジュリアナ 「そうね」

チャールズ 「…………」

フローラ 「チャールズ?どうかしたの?」

チャールズ 「おかしい…水が減らない」

フローラ 「えっ?」

チャールズ 「はじめは俺も水撃を放ってたから、水の吸収が間に合わないのだと思っていた。でも減るどころかどんどん増えてる。このままじゃここは水没するぞ」

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第7話 「それぞれの戦い」 #4

アジトへ向かったメンバーは、無事チャールズと合流していた。

チャールズ 「…そうか。シオンが…」

ジュリアナ 「まぁ、シオンの事は1班が何とかしてくれるでしょう。今はウィッチーズとか名乗ってる奴らを捕まえないとね。それで、暗部を名乗ってるっていう奴はどこなの?」

チャールズ 「ここには居ない。怪しまれる訳にはいかないからアジトにいる」

ジュリアナ 「そう、それじゃあみんなで突入と行く?」

フローラ 「待って!それは信用し過ぎ。そいつが本物の暗部って保障はない。マリアは魔道士を兵隊にしようとしてるのよ?もしこれが罠なら全員で行ったら捕まる可能性があるんじゃない!?」

チャールズ 「そうだな、俺も2部隊に分かれて行くべきだと思う。先行部隊が行って、数分後に後方部隊が後を追うってのでいいんじゃないか?」

ジュリアナ 「そうね。じゃあ、それで行きましょ」

ミツキ 「じゅあ、先行部隊は俺たちが行くよ」

ショウ 「よっしゃ!じゃあ、行くか!」

ジュリアナ 「待って!」

エリーゼ 「えっ?どうしたの?ジュリアナ?」

ジュリアナ 「2班はまだ結成されたばかりで、連携に慣れてないでしょ。先行は私たち3班が行くわ。2班は30分経ったら来て」

ミツキ 「わかった」

エリーゼ 「ジュリアナ、気をつけてね」

ジュリアナ 「OK~♪じゃあ、後でね。行くわよみんな」

チャールズ 「ああ」

アジトへ侵入する3班。細い通路を抜けると先に灯りが見えた。

ジュリアナ 「あの先にいるみたいね」

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第7話 「それぞれの戦い」 #3

ジュリア 「…何だよ、あれ…何で皮膚の下からあんなもんが…」

オリーブ 「シオンの体は…改造されてる…」

サヤカ 「改造?どうゆうことだよ。あいつ、シオンなんだよな?」

オリーブ 「…分からない。シオンの体ではあるけど、内部が機械化してる」

ジュリア 「…嘘だろ…何だよそれ。じゃあシオンはどうなんだよっ!もう元に戻んないって事か?」

オリーブ 「…分かんない」

ジュリア 「オリーブ!!シオンは絶対助けるって言ったじゃん!こういう時のために医療学んだんだろっ!」

オリーブ 「私だって助けたいわよっ!!でも分かんないんだもんっ!」

レオン 「争ってる場合じゃないらしいぜ…」

立ち上がったシオンが4人にむかって走ってくる。

レオン 「とにかくあいつの動きを止めんぞ」

サヤカ 「…そうだな、多少手荒なことしても大丈夫そうだし。あたしも全力で行くよ…覚悟しなシオン」

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